上司に報告をしているとき「結局何が言いたいの?」という反応をされてしまった
こんにちは、コウタロウです。
上司に報告をしているとき、「結局何が言いたいの?」という反応をされたことはありませんか。
頭の中を整理したつもりでも、いざ報告を始めると、上司の「??」という困惑した表情。
さらには、なんだか噛み合わない会話。
これは、明らかにうまく伝わっていない!
今回は、次のような悩みを抱える方に向けて記事を書きました。
この記事では、型にはめてロジカルに伝える方法を紹介します。
型にはめて整理するだけで、短くて簡潔に、論理的に話をすることができるようになります。
なお、今回参考にした本は次のとおりです。
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わかりにくい/わかりやすい報告の特徴
わかりにくい報告の特徴
先日、後輩が上司に向けて報告をしているの聞いていて、
わかりにくい報告には、特徴がいくつかあることに気づきました。
【わかりにくい報告】
- 時系列で起こったことを話す
- 自分が言いたいことを話す
- 結論を報告の最後に言う
このような話し方だと、報告が長くなるわりに何が言いたいのか伝わりづらいです。
上司が報告に割ける時間は限られており、上司は他の部下からも報告を受けなければなりません。
上司の立場に立ち、どんな報告だったらわかりやすいかを考えてみましょう。
わかりやすい報告の特徴
【わかりやすい報告】
- 結論を最初に話す
- 情報量は、上司が必要とする最低限の量
- 無駄な表現を省いて、要点を絞って言う
では具体的に、何をすればどうすればいいのかを紹介します。
わかりやすくするための具体的な方法
ピラミッドでロジカルにストーリーを考える
「1分で話せ」の中で、最も重要なポイントは
主張と根拠で構成されるピラミッド構造に当てはめて、ストーリーを考えることです。
初めて聞く方のために簡単に説明すると、話には結論を根拠があり、その結論を一番上に、根拠をその下に並べたものです。
根拠は複数あることが多いので、三角形、つまり、ピラミッドのような形をしているので
「ピラミッドストラクチャー」といいます。
伊藤洋一『1分で話せ』(2018 SBクリエイティブ株式会社)
主張とは、結論のことです。
まずは結論を最初に言います。
次に、その根拠を3つ挙げます。
たったこれだけです。非常にシンプル。
この型に当てはめると、不要な情報がどんどん削ぎ落とされていきます。
短く、簡潔に伝えることができるので、わかりやすさが格段にアップします。
私が気をつけていること
この型に慣れるまで、私が気をつけていたことが2つあります。
しばらくすれば自然とできるようになりますが、慣れるまでは気をつけておくといいと思います。
「結論から言います」と宣言する
1つめは、「まず結論からお伝えします」と言ってから報告を始めることです。
理由はシンプルで、強制的に結論を最初に言うことになるからです。
「要するに何が言いたいか?」を真っ先に伝え、次に根拠や理由を言います。
こうすることで、要点を絞った必要最低限の報告ができます。
上司がもっと詳細を求めたら、追加で情報提供をすれば良いのです。
ピラミッドストラクチャーで話すことに慣れていないうちは、
まず結論を言うことを徹底してください。
話の構造を共有する
2つめは、話の構造を聞き手に伝えることです。
なぜなら「これからこういう話をしますよ」という話の大枠を相手の頭の中に作ってもらうことで、
枠に話を当てはめながら理解してもらえるからです。
たとえば
「まず結論からお伝えします。結論は○○○○です。」と言った後に、「次に、その理由は3つあります。」と続けます。
そうすると、聞き手は「理由が3つある」ことがわかるので、
理由を1つずつ頭の中の大枠に当てはめて理解することができます。
ちなみに、話の構造を先に伝えておくのは、
ピラミッドストラクチャー以外の話し方をするときも便利です。
たとえば
のような感じです。
話の構造を共有することは、特に口頭で伝えるときに役立ちます。
相手の中に大枠を作ってもらって、そこに当てはめるように説明をしましょう。
まとめ
今回の記事では、「上司への報告をもっとわかりやすくする話し方」について説明しました。
内容をまとめると、
でした。
この型を使えるようになると、方向のわかりやすさが格段に上がります。
明日からぜひ実践してみてください。