- 自分に自信が持てない
- 仕事に行くテンションが上がらない
こんにちは、コウタロウです。
皆さんは、靴を磨いたことはありますか?
以前の私は「安い革靴を履き潰し、ボロボロになったら買い換える」という生活をしていました。
あるとき、『夢をかなえるゾウ』を読み、そこに書かれていた[靴をみがく]をやってみることにしました。
私が2年ほど靴磨きをしてみて、良かったと感じることをご紹介します。
- 自分に自信が持てない人
- しっかりした人と思われたい
- 長く大事に使えるものが欲しい人
この記事を読むとわかることは、次のとおりです。
- 靴を磨くと、自分に自信が持てるようになる
- 靴の状態が、他者を評価する材料になる(あくまで一要素)
今回参考にした本はこちらです。
本の概要
まずは、著者と本の内容を紹介します。
著者の紹介
著者は水野敬也(みずのけいや)さん。
1976年生まれ、慶応義塾大学経済学部卒。
処女作は『ウケる技術』、代表作の『夢をかなえるゾウ』は200万部以上のベストセラーとなりました。
『夢をかなえるゾウ』シリーズは、累計発行部数が400万部を超える人気作品です。
作家活動以外にも、映画『インザヒーロー』の脚本や、DVD『温厚な上司の怒らせ方』などの企画構成・脚本も手がけています。
本の内容
『夢をかなえるゾウ1』は、コメディ感覚で読める自己啓発本です。
冴えないサラリーマンの前に「ガネーシャ」というゾウの姿をしたインドの神様が現れ、毎日1つずつ課題を出していきます。
関西弁のおっちゃんが、歴史的な偉人のエピソードを引用しながら、面白おかしくタメになる話を聞かせてくれます。
一方で、凡人代表のサラリーマンは「そんなことして成功につながるんですか?」と、私たちの気持ちを代弁してくれます。
冴えないサラリーマンの発言に着目すると「成功しないための要素は何か?」という点がわかってきます。
例え話がわかりやすいので、年齢問わず楽しめる本だと思います。
ガネーシャのふざけたキャラと、1話が短いこともあって、サクサク読める1冊です。
ガネーシャが語る”靴磨きの重要性”
『夢をかなえるゾウ1』で、1番最初の課題として挙げられているのが「靴をみがく」です。
主人公は、靴磨きが人生を変えるほどの効果を持つとは思えず、不満を漏らします。
すると、ガネーシャは、
自分が会社行く時も、営業で外回りする時も、カラオケ行ってバカ騒ぎしてる時も、靴はずっと気張って支えてくれとんのや。
そういう自分支えてくれてるもん大事にできんやつが成功するか、アホ!
水野敬也『夢をかなえるゾウ1』2007 (株式会社 文響社)
と一蹴します。
さらにガネーシャはまくし立てます。
成功しないための一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。そんなもん、当たり前やろ。
成功するような自分に変わりたいと思とって、でも今までずっと変われへんかったっちゅうことは、それはつまり『自分の考え方にしがみついとる』ちゅうことやんか
これを読んで「確かにそうだ!」と感じました。
自己啓発本を読んでも人生が変わらないのは「そんなことやっても意味がない」と思って、実践しないからだと確信しました。
私はさっそく、靴を磨くための道具を買い揃えました。
そこから靴を磨く習慣が始まりました。
私の革靴事情
冒頭でも書きましたが、私は安い革靴を履き潰し、1年ごとに新しい靴を買うというスタイルでした。
特に手入れはしていなかったので、汚れやボロボロさが目立っていました。
そんな折『夢をかなえるゾウ1』をきっかけに靴磨きを始めました。
靴磨きに目覚めると、今度は良質な靴をメンテナンスして使いたくなりました。
持っている靴
私は、スコッチグレイン(日本の革靴ブランド)を3足持っています。
上記の写真はそのうちの1足です。
スコッチグレインは革靴初心者から玄人まで楽しめて、コスパが良いという点で購入しました。
革のクオリティが高いと評判で、確かにきめ細かくて美しいです。
安い革靴とは、履いた感じのカッチリ感が違いますし、見た目がかっこいいので気に入っています。
お手入れ
毎日、履いたあとに「馬毛ブラシ」という柔らかめのブラシで、ゴミを払い落とします。
月に1回、革靴用のクリームを使って手入れをします。
時間のあるときは「鏡面磨き」をします。
鏡面磨きは、つま先とカカトを鏡のようにピカピカに仕上げることです。
靴を磨いたらわかったこと
ここからは、私が靴を磨いてわかったことを紹介します。
自分に自信が持てる
靴を磨いてピカピカになると、テンションが上がりました。
身が引き締まる思いとか、背筋が伸びるような感じです。
新しいスーツを下ろして、職場に初めて着て行ったときのような感覚です。
歩くたびに「コツコツ」と足音が鳴り、会社の廊下を堂々と歩くようになりました。
「自分に自信が持てない」という方は、靴を磨いてみることをおすすめします。
他の人の靴が気になりだす
自分の靴がピカピカになると、今度は他の人の靴の状態が気になり出します。
自分が靴磨きをするまでは気にも留めませんでしたが、靴の扱い方は人それぞれ違います。
ボロボロの靴の人や、毎日同じ靴を履いている人が少なくありません。
(私の職場に営業職がいないことも関係しているかもしれませんが)
一方で、毎日違う革靴でローテーションしている人もいますし、「鏡面磨き」でピカピカに光らせている人もいます。
このような違いを目の当たりにすると、靴がきれいな人には「この人はちょっと違うな」という印象を持ちます。
靴がきれいな人に思うこと
靴は手入れを怠りやすいところだと思います。
なぜなら、時計やスーツと比べて目立ちませんし、靴の手入れは手間と時間がかかるからです。
自分の目から一番遠いところにあるため、気がまわりづらい箇所なのかもしれません。
そのため、「靴の手入れが行き届いている人は、きっと他のことも配慮が行き届いているのだろう」と感じられます。
つまり「しっかりした人だろう」というプラスの印象を受けます。
もちろん、靴の状態という一面だけで、人を判断することはできません。
しかし、靴を磨いている人は、他の人の靴をよく見ていますし、違いも見抜きます。
靴をきれいにしておくと、こっそり好印象を持ってくれる人がいるかもしれません。
まとめ
今回は、靴磨きの効果を紹介しました。
今回の内容をまとめると、次のとおりです。
靴を磨くと
- 自分の自信が持てるようになる
- 他の人の靴の状態で、人柄を推測できる(あくまで判断材料のひとつ)
靴は、スーツや時計などと比べると、地味でわかりづらいと思います。
さらに、靴を磨くには、手間と時間がかかります。
子育て中の親にとっては、靴の手入れは手が回らないところかもしれません。
しかし、やってみると意外と気持ち良いですし、背筋がピンとなって気持ちが引き締まります。
自分に自信が持てない方や、仕事に行くのにテンションが上がらない方などに、靴磨きはおすすめです。
この記事が、皆さんのお役に立てれば嬉しいです。